2010/1/31


 三島は壮麗で空虚な大伽藍を建てたけれど、その中に祠るべきご神体がなかった。それは自分しかなかった。 それで三島は自らを殺害してそこに祠った。というのは女子学生の卒業論文風の説で、本当はあの大伽藍の中には何もないのだ。 三島の遺体は御神体にはならず、大伽藍の外に放置されている。それは解釈できない。消化吸収することができない。 だから無視され、放置されるしかないのだ。風葬にされ、時の風で分解されるのを待つしかない。 ところがポポイたちの行動はその風葬がまだ完成していないと思い出させたわけだ。
 私にはわからない。三島がなぜあんなことをしたかということが、ではなくて、 明晰な意識が明晰なまま整然と狂って自己破壊に至るまでのその手順が、どうにもよくわからない。 鮮やかな奇術を見せられたような感じだ。切腹、介錯によって死ぬこと自体が目的だったと想定してみなければすべては理解できないのかもしれない。 それとも、あの死に方は他の目的のための大掛かりなトリックだったのだろうか。 晩年の異常な思想はこのトリックを効果的に見せるための口上にすぎなかったのだろうか。

『ポポイ』 倉橋由美子著 新潮文庫48頁より引用


下のほうの日記で
>・とある本で三島由紀夫について語られたときに
> 「彼は伽藍の神殿を作ったのだ。そして(自死することによって)神殿に神を据えようとした。
>  しかし、彼の魂は祀られることなく神殿の外側で風塵と帰し、神殿は空虚のままであった」というような語りがあったのですが、
> 憲兵番長はその伽藍の神殿そのもののような気がしてならない。祀る神(=強さ)を求めているけれど、それを得てしまったら
> 彼は彼のままでいられないような気がする。まぁ、気がするだけですが。
とか書いたんですが、その本を引用してみました。

ポポイというのは主人公の少女が預かって飼うことになった少年の生首の名前です。
絶版なので図書館に走りましたが、これが何故絶版になっているのか分からない。再版しないかなー。
生首を飼う話とか、クッションひとつなしに書くのはどうかなとも思ったんですが、
日本ひきこもり教会と略称が同じな、公共料金をとる某放送局が1987年にラジオドラマでこれを放送していたと解説にあったので、
天下のN○K様がそんなことやってたんなら大丈夫だろうと書いた次第です。
気分を害された方がいらしたらごめんなさい。

話を剣司くんに戻しましょう。
剣司くんが求めているものというのが、私にはどうもわからないんです。
最初は金糸雀の鳴き声を聞きたいだけのド鬼畜戦闘狂かと思ってたんですが、
そのテンプレートにあてはめるにはどこか、欠けている。
その欠けた感じは、居合さんに負けた時点で決定的なものとなりました。
負けたというのに、潔すぎる。
強さ、というものに絶対の重きを置いているのなら、負けたらもっと荒ぶるだろうし、
洗脳が解けた居合さんにも、もっと反応を示すだろうし、マシン番長だって放っておかないだろう
(まあ事実、一度背後から襲いかかっているわけですが)
なんとなく、無痛症みたいなイメージを受けました。(実際の無痛症がどんなものかは知らないので、あくまでイメージなのですが)
快・不快。
喜・怒・哀・楽。
そういった感覚・刺激がない世界。
剣司くんという人格が感じている世界は、すごく無味乾燥で灰色で、感慨のないもののように感じます。
そんな世界で、唯一感じる刺激が、戦闘で強者と戦う。
刺激が0の世界で、たったひとつの感じるものですから、きっと興奮もひとしおでしょう。
おそらくその刺激は戦う人間が強ければ強いほど大きくなるのだと思う。
だから剣司くんは強者を求めるし、粛清を好む。
だけどそこに思想や美学はない。
例えるならば、赤ん坊が初めてピアノに出会って、自らの手で音が出せるということ自体に興奮して、
延々と鍵盤を叩きつづけるようなものだと思う。
すごく反射的で、そこに理性的な意思が介在しているかさえ怪しい。
その意識の無さが、私には伽藍に見えたんだと思います。
三島は祀る神を求めたかもしれないけど、剣司くんは神を求めてさえいない気がする。
神殿には神が宿ると考えるのは人間の勝手であって、神殿が物理的に存在することに、特に意味なんてない。
意味とか意義とか、そういうのを超越して、剣司くんは存在するのだと思いました。


それと、

>明晰な意識が明晰なまま整然と狂って

というフレーズが、とても剣司くんっぽいと思うのです。
剣司くんは冷静沈着頭脳明晰な狂人だと思うのです。
だからこそ、好き。

2010/1/27

107撃目とBSvol.111読みました!
居合さんがヘタレっていうイメージはあんまりなかったのでちょっと意外でした。
居合さんはカッコイイ、かわいい、美しいの三要素で構成されていると思っています。
最後のとか、不吉な単語を見た気がしますが、あれは鈴木先生のウッカリですよね!
きっと、また居合さんが活躍したときに「居合番長がこんなに活躍したのは憲兵戦以来ですね」
とか、素知らぬ顔で書いてくれるんですよね!
そうですよね! そうだって信じてますからね!
もうクライマックスとか、信じませんからね!!!!!
話がどんどん佳境に入ってますけど、きっと新展開とかきますよね!
四天王とか言っておきつつ最後の一人が出ないまま日本番長ご乱心なのはきっと
日本番長を金剛たちが倒したものの、白学ランの残党たちが最後の四天王を中心として新たな計画を立案。
王様番長をつなぎ役として、八咫烏計画に参加していた昔のお偉いさん達と結託し、パワーアップを図る。
それで、日本番長を倒して平和が戻った! ほのぼの学生生活を2〜3週やったのちに、新たな脅威が現れる……
とかいって、いつの間にか最後の四天王に助けられて残党白学ランの仲間になった王狼番長(とウルフファングのみなさん)が登場する!
とかいう新展開が、あると……信じて……信じて……ますから……っ!
(´;ω;`)ブワッ

さて本篇。
おっぱ(ry
いや、それも素敵なんですが、今回の居合さんは瞳がきれいですごくきゅんとしました。
「死んでも断る」のところとかね! もうね! 美しい以外の何物でもない!
秘剣も、想像していた「名人伝」みたいな終わり方じゃなくてよかった……。
刀が折れてしまっていたので、秘剣とは剣を使うにあらずとかそういうのじゃなくてほんと良かった。
相手に刀を折らせるのを想定してるのは、奥の手だからこそなんだろうなぁとしみじみ思う。
不意打ちの小太刀を折ることができない(無効化できない)ような相手にだったら、奥の手なんか使わずに倒せばいいわけで。
あと、剣司くんが地上50メートルから落下までの間に細切れにする! とか言ってたんですが、
卑怯さんのダーティ・ダイスみたいに裁断機のように刻むもんだと思っていたので、切られてるコマが
……あれ? 斬撃弱くね? とか思ったのですが、一瞬の後、「あ、肉をえぐってえぐって細切れにするのね」と
怖い想像が浮かびました。確かにあの新体操できそうな剣(?)ならそっちのがやりやすそう。しかし怖い。ってかグロい。
そして、やっぱり剣司くんは伽藍だなぁと。
負けたときに潔すぎてぞくぞくしました。
なんで納得しちゃうのかなーとは思ったのですが、たぶん剣司くんは本当の意味で敗北を知らなかったんじゃないかと思ったり。
剣司くんから感じるのは圧倒的な強さ。そしてその強さを支える信念の欠如。戦いで感じる興奮を味わう快楽主義。
一度きちんと考えてみたいと思います。
きっと今週で生い立ちについて何かあるはず! とか思っていたので、回想皆無でちょっと狼狽を隠せません。

そして、日本番長のシーン。
一瞬剣司くん双子だったのか!?
まさか、霧厳台の戦いをモニターで見ているときに「小生」ではなくて「僕」と言ったのは伏線で、
一人称が「小生」の憲兵番長と、一人称が「僕」の憲兵番長(仮)がいるのか!?
と驚愕してまんまと香蜜さんに騙されました。ちくしょう。
せめて私が殺してあげたい、って爽やかにヤンデレていて大変良いと思いました。
そうだよね、子持ちの男がまさか母親の復讐のためにこんだけ壮大な計画持ちあげるなんて想像つかないよね……。

来週は卑怯にもバイクに治療道具を乗っけた番長さんが、居合さんに包帯巻いて二人乗りしてバンカラタワーに向かう絵があると信じます。
しかし、磊くん親父との初対面があんな巨大化したところだなんて、かわいそうにもほどがあるんじゃなかろうか……。

2010/1/25

20日に迷子さんの開催なさった106撃の萌えと興奮の研ぎ澄まされた賢者時間(=絵茶)に参加させていただきました!
楽園でした……。桃源郷でした……。パライソでした……。
オ、オラ、こんなうめぇもんはじめて食べただ!(@ガラスの仮面)
ってなノリでモニターの前でごろごろのたうちまわりながらよだれ垂らしてました。
落ち着け。
素敵なパロディのネタを頂いたので、近日中には書きあげてアップしたいと思います(`・ω・´)!
遅くなりましたが、みなさんありがとうございました!


さてさて。
ざっくりとコミックス9巻&106撃・BSvol.110感想を!
長くなることがわかりきっているので、さすがに箇条書きで!

ではまずはコミックスから!
・表紙の文学さんの色っぽさにまずノックアウト。
・おっぱい! おっぱい! おっぱ(ry
・つやつやに光が入ってる部分がち(自主規制)にしか見えなくてびくびく。
・でもちょっと前にマギで乳(自主規制)が鎖で繋がれたおねいさん出てたからいいんじゃね? と思いなおす。
・髪の色が、パソコンで見たときよりも薄かったので少しびっくり。しかしこっちのが良いと思う!
・たぶん、自分のPCの設定が少しおかしいのかもしれない。近いうちに直すことにします。
・帯で隠れているドリル番長……。いや、8巻の卑怯番長と同じ扱いと考えるのなら、帯で守られている優遇されたポジション!
・髪の毛金髪なのね。なんとなく白い髪かと思っていました。
だってドリル番長ってなんとなく盗賊王と似てる気がして、髪型とか目とかガタイとか(強制終了)
・ところで帯の背の部分に「カラダ目当てで結構だぜ!!」とか過激な言葉が文学さんの顔の下にかかってるんですけど
・……まさか、文学さんのことじゃあ、ないですよ、ね……?

・10年とは……。すごいなぁ。最近ハマった自分が言うのなんですが、どうかお体に気をつけて末永く連載を続けてほしいと思います。
・中表紙。月美ちゃんつええええええ! さすがマシンの嫁。とか素で考えてしまった自分はちょっとどうかしてる。
・でも、マシンの嫁は月美だと思ってる。
・中身。流石に一話一話書いてくと箇条書きでは収まらないので割愛させていただきます。ちょっとだけ。
・居合さんが回想シーンにしか出てこない、と嘆くべきなのか、回想シーンに居合さんが出てる! と喜ぶべきなのか。
・「必ず戻ってくるんだぜ」って、82撃目でも言ってるのを見つけてちょっとびっくり。
・卑怯さん、あなたさりげなくそんなに前から「だぜ」とか使ってたのね……。
・居合さんと別れる時にちょっとだけ、キャラじゃないとか思ってごめん。
・蠍×卑怯展開がすごいですが、NLも美味しくいただける私に死角はなかった。
・「キュンときちゃった?」ってとこで、これアングルと描き方変えたら完璧少女漫画じゃない? などと思う。
・鈴木先生の少女漫画が見てみたいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
・と、ブリザードアクセルの頃思っていましたが、けじめちゃんの読み切りでちょっと満たされてしまってる自分がいる。
・それはともかく、蠍×卑怯おいしかったです。もしかしたら書くかもしれません。
・雑食ですみませんorz
・獄牢さんの「この像を目にするまで/私は不覚にも/忘れていました/あの夏の君の言葉を――」ってモノローグがかっこよくてたまらん。
・やはり獄牢さんは頭を使うタイプなんだと思う。インテリっぽい。

・おまけ。
・むしろこれが本題かもしれない。
・ロリ拳たんかわいいかわいいかわいいかわい(ry
・番長データの演出が粋やねぇ……。さすが獄牢さん。
・あ……秋山……千代…………? あき……やま……? 大切な…恋人……? 子供……?
・獄焔! 獄焔! とか言っててすみませんでしたああああああああああああああああ!
・この伏線、回収されるよね? 回収されなきゃ憤死しかねない勢いで悶えています。
・獄牢さんは卑怯さんの祖父だろうなぁ。なんとなくそんなイメージ。焔さんは晩婚だったのだろう。
・孫かーと思い始めた途端、獄牢さんと卑怯さんが一緒に居るコマが愛おしくなる。
・「……それが「番長」だろ?」の応酬にどうしようもなく萌える。
・互いに血縁だってことを知らずにいると萌えるなぁ……。
・回収されると信じるならば、秋山優の過去とか施設に行くようになった理由とか明かされるのかなぁ。
・ってことは、生き別れになった実の兄弟とか出てくるかもしれない。
・で、真・外道番長を名のり卑怯の前に立ちふさがる――――――――
・ い い か げ ん に し ろ 
・儚い夢にすがりすぎである。私がいくら白昼夢と妄想にまみれた人間だからといって、世には限度というものがある。自重しろ。
・でも、秋山千代さんと獄牢正宗氏の過去ぐらいは描いてほしい。3コマとかでもいいから!


次! 106撃目!
・念仏番長の葛藤が念仏番長らしくてすごくいいと思う。
・拳ちゃんの車破壊が拳ちゃんらしい。きゅん
・泣いてる磊くんの頭に手をあてて、バンカラタワーに向かうべきと語る晄くんはすごくかっこいい。
・ちみっこくなって、描写もちびっこのようになってしまうのではないかと少し怖かったけど、そんなことはなかった!
・むしろ、ちっこくなることで、内に秘められた晄くんの漢気がぐっとにじみでるようになってすごくかっこいい。
・降り始める雨。演出が素敵だなぁと思う。しかしその上のアオリは「トキメキよりムキムキだろ!?」
・ああ……いつもの金剛番長だ……と思いながら、「居合劇場」というアオリにときめく。編集さんさーせん!
・「伊崎」呼び……だと……。てっきり「伊崎さん」だと思っていた……。
・ちっちゃい頃は「伊崎さん」or「剣司さん」呼びだったが、中学生とかになって、
 ちょっと反抗期とか迎えてさんづけ恥ずかしくなって、「伊崎」呼びになってそのまま戻せなくなったとかかな!
・と、即座に妄想を繰り広げる自分乙。
・先生を斬った理由が実に剣司くんらしいなぁと思う反面、「……小生には」というタメになんか色々思ってしまう。
・そして先生、「悪に才能を与えてしまった」って。「悪」て。
・思わず頭の中で「丘の上の教会」が流れてしまう。とあるゲームで「この世全ての悪」を掌中にしたエセ神父のテーマ曲とでもいうべき曲。
・言うまでもないことですが、ロングヘアーの居合さんはとても美しかわいかったです。
・帽子が取れた剣司くんの髪型が、自分のすごく好みの髪型だったので、幸せでした。
・黒髪で、前髪の真ん中に三角形の束がくるように分けてあって、きれいな頭の形がすっきり見えるような髪型が大好きです。
・そんな理想の髪型だったので、憲兵さんが目に入るたびときめくようになってしまう。
・……くそっ、こんな鬼畜に胸きゅんしてたまるか………………きゅん。
・居合さんの髪の毛はらり、が自分の想像した通りではなかったですが、はらりとなってくれて幸せです。
・終始冷静な居合さんがカッコいい。なんで刀也くんはかわいいのにこんなにもかっこいいんだろう。
・あと、さりげなく右目を負傷してる憲兵さん。次回登場時に隻眼で出てくるのだろうか。それとも刀也くんと同じようにあっさり治ってしまうのだろうか。
・なんとなく前者のような気がしてならない。
・終始無言で金糸雀を削る居合さん本当にかっこいい。これもう職人芸だろ……とほれぼれしてしまう。
・で、それを秘剣だと思ってしまう憲兵さん。……早とちりだろjkと思う私。これはひどい
・「今日は人生最悪の日だ!!」とよくわからないくるくるしたなんかをまっすぐにする憲兵さん。
・巻尺……? 切れ味すごっ! 金糸雀にそんなに愛着はなかったのかしら。
・新体操できそう。絵茶にて「憲兵番長のアレ」と呼ばれたので、ここでも「憲兵番長のアレ」と呼ぶことにする。
・で、憲兵番長のアレをふりまわして、癇癪起こした剣司さんのDVの嵐。
・無言で左足がっすがす蹴ってる表情がたまらん。無表情に酷い暴力行為するのって萌える。
・鬼畜! 鬼畜! はぁはぁ! 鬼畜! 鬼畜! 萌えるよたまらんよ!
・居合さん左腕折れてるんじゃなかろうか……。
・そして413頁のえろさ……。もう、何も言う事はない。
・そして剣司くんに「悪」というより、「虚無」を感じてしまう。
・「とどめだ」とか言ってるところとか、金糸雀の鳴き声を聞いて、うつろに視線をさまよわせたりとか、常時瞳に光がないとことか、どうしても空虚を感じてしまう。
・剣司くんについては一度、きちんと内面を考えて(卑怯居合前提で)憲兵居合を書いてみたい。
・プラトニックで、あくまで憲兵→→→→居合みたいな。
・とある本で三島由紀夫について語られたときに
 「彼は伽藍の神殿を作ったのだ。そして(自死することによって)神殿に神を据えようとした。
  しかし、彼の魂は祀られることなく神殿の外側で風塵と帰し、神殿は空虚のままであった」というような語りがあったのですが、
 憲兵番長はその伽藍の神殿そのもののような気がしてならない。祀る神(=強さ)を求めているけれど、それを得てしまったら
 彼は彼のままでいられないような気がする。まぁ、気がするだけですが。
・「さようなら居合番長」のときに構えた「憲兵番長のアレ」が、先端に飾りがついてて細かいなばっちょと思う。
・居合さんが圧倒的不利ですが、勝利を確信してやまない。
・だって、刀也くんの目は試合に負ける瞳じゃない。
・願わくば、秘剣が「名人伝」みたいなオチでなければいいのですが……。

今週も長かった……。もっと要約できる能力がほしい……orz

2010/1/20

コミックスと今週のサンデーを書いているとどうしようもなく長くなるのでまた今度。
ただ、どうしても叫んでおきたいことがある。

獄牢さんかっけええええええええええええええええええええええ!
ロリ拳ちゃんかわえええええええええええええええええええええ!
秋山千代って誰ええええええええええええええええええええええ?
剣司くんの髪型超好みいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!
先生いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!
居合さん美しいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!

以上。

10/1/15

きっと来週からはずっと憲兵さんと居合さんのターン! になるのだろうなぁ。
そんななかで、空気を読まずに卑怯×居合の更新です。

一緒に帰りたいんだけど、それを本人に言うなんて勇気はまるでないので、こっそり下校時間をあわせるという
珍しく卑怯さんが相応の羞恥心を持ってるようなお話になりました。
おっかしいなー? 最初の段階では、卑怯さんが「居合番長ー好きって言ってー」ってと迫りまくる話だったのになー。
そっちの話もいつかリベンジしてみたいけですが、なんとなくボツになってしまう悪寒……!

ま、それはともかく、今回はいつもよりちょっとだけ長めなので楽しんでいただけたらいいなぁ。
それって単に冗長なだけなんじゃね?
という適切なツッコミはあまりにも鋭すぎるので控え目にしていただけると嬉しいです。

それと拍手、ありがとうございます!
これはきっと就活を乗りこえて、まだ見ぬ至高の卑居パラダイスに行け尾雲!
というエールなのだと勝手な解釈をしてきゃっきゃしています。
卑怯と居合のためなら、死亡フラグクラッシャーにもなれるはず……!
がんばります!

2010/1/14

獄牢さんの番長名は獄牢番長じゃなくて獄門番長でしたね。
前回の感想で、間違って書いていてお恥ずかしいです。ごめん獄牢さん…!
そんなわけで今週もやってきましたサンデー発売日!
感想書くのが一日遅いとか気にしない! むしろ気にしたら負けの勢いで!

105撃目とBSvol.109を読みました!
き、きたあああああああああああああああ!
まさかのちみっこ晄くんきたああああああああああ!

そして、ようやく、

 憲 兵 番 長 と 居 合 番 長 対 決 き た あ あ ああああああああああああああああ!

剣司くんがマシン番長に背後から斬りかかったとき、「っしゃあ! 憲兵と居合のターンktkr!!」と確信し
なおかつその予想があっけなく覆された時からもうずぅっと、じらしにじらされていました。
がっ!
ここまできたら描かないはずがない。描いてくれると信じてる!
むしろここで二人の過去を描かなきゃ漢じゃない!
とさえ思っています。ちょっとハードルあげすぎである。
ヘリに乗った獄牢さんたちの安否とか、陽菜ちゃんがあんまりにも自然にフェードアウトしたこととか、
色々気にかかることはたくさんあるのですが、それよりもなによりも憲兵VS居合です。
読み終えた瞬間から来週が楽しみで楽しみでなりません。
全裸に足袋で正座して待つよ!
ド鬼畜で変態(褒め言葉)な剣司くんのことです。
居合さんをねちねち虐める様がありありと目に浮かびます。
できることなら、今週の最後のページの応答として、居合さんのハチマキと髪の毛を縛るひもを斬っていただきたい。
あの猫っ毛っぽい髪が、はらり、と刀也くんの顔にかかったりするとすごくいい。
そして、憎ったらしい感じの笑顔で、
「辞世の句を詠むのは刀也くんのほうではないのかね?」
とか、
「あいにく、小生は無粋者でね……。句を読むより金糸雀の鳴き声を聞くほうが性にあっているのだよ」
とか、言ってくれるといい。
その台詞を言う時に、いつの間にかかすめ取ったハチマキを手にしていると、萌えすぎて心臓が爆発する。

あと、剣司くんの帽子もふっとばされたりしないかな……。
頭の形が分かる髪型で、その頭の形が丸くて、なおかつ黒髪の人って、個人的な萌えつぼをがんがんつくのです。
剣司くんは絶対きれいな頭の形をしていると信じてやまない。

とても蛇足ですが、帰り道に半ズボンに紺ソックスできれいな頭の形をしているランドセルをしょった少年を見かけて
剣司くんが小学生の頃ってあんな感じなのかな……。と思ってしまいました。
後ろ姿しか見られなかったのですが、わき目をふらずにちょっと早足で歩いてるところが、剣司くんっぽいななどと思いました。
ただ彼は、片足だけ紺のソックスがずりさがっていて、それに気づいていなかったようでした。
幼い剣司くんもそんな抜けてるがあったら、すごくかわいいだろうなぁ……。
で、隣を歩いてる几帳面な刀也くんがそれに気がついて、
でも大きな声で注意して兄弟子の顔を潰すわけにはいかないから
どうしよう……と困惑顔で、ちょっとだけ顔を赤くして、剣司くんの袖をくいくいっとひっぱるといい。
「どうしたのかね?」とキョトンとする剣司くんに、こそっと耳打ちなどすると、私がすごく萌える。


獄牢さんの若返りの説明には、なんかもう説明があることにびっくりしました。
「(金剛殺しとは)蠍殺道のようなものです」で説明が終わってもなんの異論もない。
そして、アポトーシスは存在するけど、クロノスってものは存在しないんじゃ…と無粋なツッコミをしてしまう自分。
一時期SFにハマってES細胞とかホメオスタシスとかハアハアしながら調べてた自分が、「クロノス」なんてかっこよさげな単語を見逃しているはずがない。
細胞の寿命を決めるのはテロメアとかいう染色体のなんかじゃなかったっけ?
とか思いましたが、ヒュぺリオン体質とか民明書房とかが出てくる世界にそんなツッコミ無用以外の何物でもありませんね!
なんだか毎回無用なツッコミを入れてしまっている気がします。小さいことを気にしない、器の大きい人になりたい…。
でも、鈴木先生のこの虚実織り交ぜっぷりが流石プロだな……と思いました。
現実に「金剛殺し」という技を操ることはできなくても、
へー、「クロノス」って細胞の部品があるんだーという勘違いぐらいはしてしまいそう。
事実自分は、ヒュペリオン体質ってのが本当にあると思っていました。
ググっても出なかったときは軽く戦慄したりしてました。
さらっとそういう虚構を混ぜてくるのが、本当にすごい……。

ちみっちょくなった金剛番長を、陽菜子ちゃんが「晄くん」と呼び直したのにキュンときました。
ちっこくなった→中身も幼児化したと考えて、即座に子供に対する言葉づかいに直したところに、ヒロインらしい母性を感じる!
あと、学ランの裾で新しく学ラン作るとか、陽菜子ちゃんもたいがい「フツーじゃない」ぞ……。
そしてちょっと順応性速すぎやしないか陽菜ちゃん。かわいいのには同意するけど!
あまりのかわいさに、タイピング間違えて思わずかうぃいいって打ってしまったけど!
全裸でも堂々とした晄くんはすごくかわいいと思いました。
金剛番長を読み始めてからというものの、自分が確実に、ばっちょにショタコンへの道を歩まされている気がします。
自分の好みは基本的には14・15歳〜17・18歳までの少年なのですが、下の年齢がどんどん下がってきている気がします。
上の、剣司くんみたいなリアルの小学生なんて、以前は全然気にもしていなかったのになぁ……。
だ、大丈夫です。三次元のショタは見てるだけですから! 見てるだけならきっと大丈夫なはずだから!
  もうあれだ、居合と卑怯のまんなかで手を繋げばいいと思うよ!
手でブランコとかすればいいよ! 卑怯さんはきっと小さい子に甘いので晄くんを猫っかわいがりすればいい!
居合さんは最初引いてたみたいだけど、中身はいつもの金剛だってことを理解してからは、
「金剛番長かーわいいっ!」
って、ソララの雑誌を見つけた時のテンションで言ってる卑怯さんにほんのーりかるーーーく嫉妬すればいいよ!
自分ではそれが嫉妬だとは気づいてなくて、しかめつらして
「卑怯番長、例え外見が子供になったからといって、中身は普段の金剛番長なのだ。そのような接し方はどうかと思う」
って言ってみるけど
「どうだっていいじゃないそんなこと」とか返されてもんもんすればいい。

原付にまたがった卑怯さんがちみ晄くんに出会うのはまだまだ先ですかね……。
ってか、道によっては晄くんたちよりも居合さんに先に出会ってしまうんじゃ……!
外道VS卑怯のときは、居合と卑怯のタッグが見てみたいと言いましたが、
さすがに憲兵VS居合のときは、二人だけで決着をつけてほしいですね……。
ただ、最後の最後、剣司くんをほぼ相打ち状態で倒して、ふらふらっと倒れそうになった時、
霞む視界の中で、居合をがっしりと抱きかかえる卑怯さんの顔を見たとかいう美味しいシーンがあってもいいなとか思ってます。
戦いの最中で、憲兵さんが
「刀也くんは守る者(=仲間)を持ちすぎている。小生のように強くあろうとするのなら、全てを捨てなくてはならない」
みたいな主張をして、居合さんが「それは間違っている!」とか主張をしあうバトルだったらなおのこと美味しい……!!!!

そういえば、憲兵さんも居合さんも互いのことを號で呼びあっていましたが、次からは本名呼びに戻るのでしょうか?
本名で呼びあうほうが因縁っ! って感じで大変よろしいと思うのですが、そのへんどうなんでしょう。
戻っていてほしいという切なる願いを来週にかけながら、今日はこの辺で!

2010/1/11

不意に、死にネタを書きたくてたまらなくなる時があります。
基本的に卑怯と居合のカプはシリアスや切ない系よりも、
甘々でほのぼのした話のほうが似合うし好き!
と思っているのですが……
(あ、もっともそれは自分で書くときの場合であって、人様のシリアスや切ない話を読むと、
 自分このまま萌え死んじゃないかってぐらい心臓がバクバクするのですが……!)
まぁそれはともかく、たまに、鬱々として陰惨で救いようのない話が書きたくなったりします。

居合さんが死んじゃって、「別に僕、彼のことそんなに好きじゃなかったし」とか言ってみるものの
挙動不審になって、目にうつろな意思を宿らせたままふらふら歩く卑怯さんとか

卑怯さんが死んじゃって、「奴のことだ、どうせこれも誤魔化しに決まっている」と断言して冷静な顔しつつも
ひとりになると奥歯をかみしめ、拳を震わせながら「……決まって、いる!」と呟く居合さんとか

互いが互いを失ったことで、どうしようもない喪失感に襲われているはずなのに、
全然そんなことないと自分を誤魔化す姿が見たいです。
というか、その喪失に気がついてしまったら、自分が壊れてしまうと薄々勘づいていて、
薄氷の上を歩くように必死で自分を保っているような痛々しい姿が好きです。
そして、ふとした、本当に他愛ないことがきっかけで、「もう彼は戻ってこないんだ」と理解してしまうといい。
そのままがくっと膝を落として、場所や人目なんて気にせずにぼろぼろぼろぼろ壊れた排水管のように眼から涙を流すといい。

とにかく何が言いたいかというと、鬱な話って萌えるよNE☆ ということです。
なにこれひどい。





今さら感たっぷりですが、拍手のお返事をさせていただきました。
返信不要の方もありがとうございます!

「オレ…拍手があるだけで……この超氷河期な就活……生き残れる気がするんだ…」(死亡フラグ)

実は今日もこれから面接で、夜行バスに乗って面接地に行ってきます。
車中では、卑怯と居合が二人で旅行する妄想で英気を養ってきます。
しかし、これがバスじゃなくて夜汽車だったら、なんだか駆け落ちみたいだよなぁ……。
固い座席の上、二人で一枚の毛布にくるまって、イチャイチャと話をすればいい。
「居合番長、寒くない?」
「大丈夫だ。卑怯番長は?」
「君といるからあったかいよ」
「……また、そのようなことを」
卑怯はベッタベタな直球の甘い言葉を言って、居合が赤面するのを楽しめばいい。
うあー、やっぱり自分で書くぶんには、甘いシチュエーションのが好きだなぁ……。

2010/1/7


あけましておめでとうございます! 本年もよろしくお願いいたします!



……と、どの口が言うかこの寝ぼすけヤロウ! って話ですね。
PCに触れなかったり、触れてもレポートするだけだったり、ツイッターするだけだったりと、
なんだか切ない日々が続いておりました。
もっと時間の使い方がうまくなりたいです。今年の目標はそれですかね……。

それにしても、年が明けてもう一週間です。7日です。きっと居合さんの今晩の夕食は七草粥なんだと思います。
一人でぽつんと食べるのはさびしいものだな……とか思いながら買い物の帰り道を歩いてると、
はろばろの子供たちが七草を摘んでるところに出くわして、そのままはろばろのお家まで送っていけばいいと思います。
で、七草粥の準備をするためにエプロンつけてる優兄ちゃんが、思わぬお客に目を丸くしながらも、
子供たちを送ってもらったお礼にと、夕御飯をごちそうすればいいと思います。
その夜、子供たちが寝静まった後に姫始めなどに及んでしまえばいいと思います。
年が明けても妄想は止まりませんね……。


さて、今週の金剛番長感想をば!
104撃目とバックステージVol.108を読みました!
まさに「え……?」という感じ。
王様番長の薬によって、なんか光りはじめた金剛番長。
タワーから去っていく番長たちに、これは修行編フラグキター!? とときめくものの、ちょっと様子がおかしい。
つーか注射で人体発光ってどうなの? とかつっこむのは野暮ってもんだろうなぁ
と思いながら頁をめくるとマシンやドリルのシーンに。
茗子ちゃんが覆面はずしてたので、ああ はろばろの子と打ち解けたんだなぁ
ほのぼのした次のコマで、バイク乗りな卑怯さんと遭遇。
ちょと待って、秋山さんあなたどんだけ免許持ってんの!? ってか、それ以前に君16さ(ry
……つっこむだけ、野暮なんでしょうね。きっと。

そしてよかった! 香蜜さん生きてた!!
以前のチャットで、香蜜さんはこちら側の人間(訳:腐ってる)のではないかというあらぬ疑いが出て以来
どうしても香蜜さんに親近感がわいてしまって仕方がありません。
有明のお祭りで憲兵×日本←偽装とか出してるような気がしてならないのです。
ごめん香蜜さん……。

獄牢さん登場。
「この獄牢番長の命をかけなければならないでしょう」なんて言葉にきゅん。
いつも飄々としているナイスミドルが時たま見せる真剣な顔……! たまらん! 紳士はあはあ!
と、思っていたら。

え……ヒゲが……消えた……?
え……眼鏡……飛んだ……?
え……下睫毛……生えた?

なんか……どこかで……どっかで見たような……そう…数ヶ月前……
……詳しく言うならBSのVol.91あたりで……見たような……美男子が……
ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?
まさかの獄牢さん若返り。破壊番長の回想シーンでも思いましたが、美男子獄牢さんが!
飄々紳士から美男子にシフトチェンジなど……ギャップ萌えに弱い私への挑戦状か!
ちょっと昔っぽいというか、剣司くんとは違う方向で大正っぽい美形なのも胸をぐりぐり押されます。
剣司くんの顔立ちは、純日本男児って感じのかっこよさなんですよね。
それこそ憲兵番長の名にふさわしく、将校とか職業軍人とか頭を使うけど体が資本みたいなかっこよさ。
翻って獄牢(若)さんのかっこよさは、学者とか外科医とかインテリジェンスが基本で体力は二の次という人たちのかっこよさのような気がします。
ちょっと西洋かぶれな感じ。日常会話にちょっとドイツ語とか混ぜて、きょとんとした人に慇懃に謝りそうな。
くっ……嫌味な人って、萌える。
あと、「焔!」と、呼び捨てにするのもポイント高いです。
技の「金剛殺し」といい、なんなんだこの二人は。昔因縁とかあったんだろうか。

あらゆる意味で「人外」である焔。
なにもかも規格外の焔に対し、八咫烏の組織も彼を特別扱いしていた。
しかし、獄牢にはそれが気に入らない。
「人」でないのなら、それ相応の接し方があるはずだ。
そしてそれは、今のような高い評価を得られるようなものではない。
牙持つ獣には枷を。角持つ獣には檻を。
「人」は「人外」を飼いならすことで、ここまでの発展を手に入れてきたのだ。
知能持つ獣には、鉄槌を。
獄牢正宗はただひとり、金剛焔を倒す術を求め始めた――――

あれ? おかしいな。自分、親父萌えの属性はなかったはずなのに……。

あ、金剛番長とふっとんだ憲兵番長についてはあんまり心配してません。
居合との因縁が語られない限り、憲兵番長がフェードアウトってことはないでしょうし
金剛番長には、もう絶対の安心感がありすぎて、心配するのが野暮だと思ってます。
来週、あの大きな学ランからもぞもぞとちっこい金剛が出てきたらどうしよう。
M! O! E! 




しかし獄牢さんってば、「五・九・六・三!」とか、お茶目なところは昔から変わらないんだなぁ……。
数字がどういう規則で並んでいるのかわからなくて、二度読みしてしまったのは、新年最初の秘密です。





:Re