2010/4/20/火

はい! 遅ればせながら10巻感想ですよ!
今日は脳みその中の腐った部分をフルオープンして感想書きたいと思います!
腐女子脳全開! 婦女子脳スイッチオフ! 今日は腐った話だけで〆ようと思います!
卑サソの話や来音寺くんの話もしたかったんですが、それはまた次回に!

あ、今回、コミックス派の方にも優しい感じで、10巻収録以降の話は今回はしないつもりです。
黒いマゼンダは、これから増えるであろう卑居卑の皆さんを応援しています。
(どういうこっちゃい)


まずね、もうね、表紙からね!

ばっちょありがとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!

ブログの「内容は霧厳島編ラストから秋葉編改造番長編までなので表紙は推測できるかな・・・?」って文章を見た瞬間に
ああ……表紙、破壊番長なんだ……そっ…か………………orz
と思ってた私には、どれだけの喜びか!!
実際10巻表紙の画像を見るまで、表紙は破壊番長の不気味な笑顔が「HIGH SCORE」1巻表紙のように
描かれてるのだろうと半ば確信していました。
ありがとうばっちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!

4巻では二人が正面向き。10巻では二人が背中あわせ。
これは卑怯さんと居合さんの二人が、最初は金剛の元並び立つだけだった関係が、
10巻で背中あわせの熱く信頼しあえる仲になったと表れだと思ってます。
あっ! そこ、こじつけって言っちゃ駄目ですよ!
なんてったって友ですから! 友なんですから!!

友……その甘美な響き。
サイトの日付を見てもらえるとお分かりになると思うのですが、
自分が卑怯さんと居合さんにすっ転んだのはまさに秋葉編後でした。
それまでは普通に、本当に、腐った視線とか無しに
「『金剛番長』面白いw」
「卑怯番長かっけー」
「居合番長って、女の子じゃないんだ」
「……ってか、居合番長と王狼番長マダー?」
とか思ってました。
卑怯番長が初登場した回が収録されている2巻が出たころはまだ筋肉に萌えるという感覚がなかったので
腐ってないとある友人に「腐女子ってこういうガッチリしたやつに萌えんの?」と卑怯番長を指しながら問われた時、
「んー……かっこいいと思うし、素顔かっこいいし、萌える人もたくさんいるんだろうけど、私には腹筋がむき出しなとこが無理かな」とか
ふりかえってみると全然考えられない答えを返していました。自分でも、その頃の自分が信じられない……。
今では卑怯さんの割れた腹筋も、居合さんのつるつるした腹筋も、なべて等しく美味しいですもぐもぐ。

さて。
そんなすっ転んだ回についてガンガン語っていこうと思います。
破壊番長を倒して、秋葉へゴーな金剛と念仏。
さりげなく尾行する優兄ちゃん。素顔の可愛さがけしからん。けしからん、もっと見せてくれていいよ!
私は83ページのプリン食べてる優兄ちゃんの後ろの観葉植物になって念仏のシャウトから鼓膜を守ってあげたい。
遥さんがまだ高三だというのに、メイド姿に厳しさを感じるのは何故だろう。
しかし、遥姐さんに椅子にされるのはお仕置きではなく、御褒美だと思う。

番長戦隊ガクランジャーの配色は
金剛番長→
念仏番長→(数珠と表紙の色的に)
卑怯番長→(学ラン的に)
剛力番長→ピンク
サソリ番長→(二人目の女子は黄色がオーソドックスかなと)
居合番長→いぶし銀
…………かなぁと思いました。
え、居合番長はあれでしょう? シリーズ始まってちょっとしてから出てくるミステリアスなレンジャーで
最初は敵か味方かよくわからないけど、最終的にはデレたりして味方や仲間になる6番目のガクランジャーでしょう?
私 は そ う 信 じ ま す 。
ひねくれ者な緑がいぶし銀と接するときだけは妙に真面目になるシーンを想像するだけでお腹いっぱいになります。

ふう、なんかここまでのを書いてるだけでドキドキしてきました。
道化番長に居合番長の様子を見るよう頼む卑怯さん。
というか、卑怯さんってばあなた、爆熱さんが倒れたころから居合さんのこと案じてたんですね。
居合さんの様子がおかしいだけで嫌な予感がするとか、普段どんだけ居合さんのこと見てんのさ……!
しかも、居合さんに嫌われてるの自覚して、居合さんの気持ちまで配慮するとか、どんだけ居合さんのこと思ってんだよ!
朝子さんと電話してる横顔を見てるだけでこっちがニヤニヤするわい!
きっと、ずっと居合さんのこと案じてたんだろうな……。
道化姉妹が居合さんを確保したあと、卑怯さんと連絡取ってたかどうかが気になります。
生きていたことを聞いた時、割と冷静な顔をしてたんで、確保の連絡は受けてたんじゃないかと。
で、姉妹が居合さんを看病するというのを聞いて、自分が手を出さないほうがいいだろうと判断して連絡を断ち切ったとか。
居合番長看病中は二人にもあんまり余裕ないでしょうし。
本当は自分の目で居合の無事を確かめたいけど、子供たちのこともあるし、嫌われてるし、やめておこうとか思ったのかなぁ……。
やば、きゅんときた。
ところで本誌を追っているときは霧厳島の後、すぐに秋葉に行ったのかと思ってたんですが、
今回読み直して気づいたのですが、存外そうでもないみたいですね;
この辺ちょっと、いつかきちんとタイムスケジュール組んでみたいです(`・ω・´)

そして、我らが居合さん!
白学ラン姿の居合さん!
ポニテになった居合さん!
おなかむき出しの居合さん!

やったねペアルック!!!!!(違います)

でも、黒いスポブラみたいな胸部は、卑怯さんとペアルックだと思うんです。
閃光の中真っ先に卑怯さんに斬りかかるあたり、ずっと意識してたんですね(ニコッ!)
いや、きっと居合番長は卑怯番長のこと、ほんとに嫌いだったんだと思います。
性格は合わないし、マシン番長のときも卑怯は酷いこと言った奴だと認識してるだろうし。
(その後、マシンに挑んでボロボロになった卑怯さんを見てちょっとは見直したと思うのですが
 それでも、居合さんの性格だと「ならどうしてそんな嘘を言う」と思っていそう。ひねくれたふるまいが嫌いだと思うんです)
嫌よ嫌よも好きのうち、と言いますが、居合さんは卑怯さんに対して好意は持っていなかったんじゃないかなと思ってます。
ただ、嫌いな奴として、卑怯者として、同士でさえない(いずれ敵になるかもしれない)男として強烈に意識していたとは思うんです。
そういうぎゅっと凝縮した思いが、電撃で反転したんだと思うんです。

ちょっと居合番長の心境を考えてみます。
洗脳されていて、自分は改造番長の刃だと信じ切っている。
で、なんとなく嫌なイメージのある男がよくわからないことを言いながら小細工を弄して、自分を倒そうとする。
居合番長的には、小細工を弄する卑怯番長は、戦っても尊敬できる相手ではないと思います。
たぶん居合さんはそういう小細工嫌いな気がします。
自分の周囲に殺鳥が張りめぐらされたのを見て「卑怯な真似を……!」とか言ったり、
「よけるまでもない」と言ってる時の目がすごく冷たかったりしてるとこを見ると、非常にそんな気がします。
場を暗闇にして、自分の剣から逃れようとするのも、居合さんにとっては小細工。
卑怯番長を貫いた時、そんな腹立たしい男を仕留めた!と思ったんだと、思います。
まさかあんな反撃が待っているとは知らずに。

……ところで余談ですが、153ページの「これならどうだ!?」って言ってる卑怯さん、目的忘れてませんか。
あのトゲトゲした針がどんな素材で出来てるか知りませんが、ヒットしたらどうするつもりだったんだろう……。
いや、卑怯さんの事だから金属に見せかけてトリモチみたいな捕獲するための粘着するなんかとかかもしれませんけども。

158-159の見開きは、もう言うことはありません。
っていうか、言わなくても通じますよ、ね……! ……も………え……………………っ!
私もう、この見開き見るたびに心臓がバクバク言って、まともに正視できないんですが。
公式で二人がつながるなんて……! 
あと、金剛番長が身を張ってエレベーターの電撃を流してたところって、
その時卑怯さんは駆けだそうとした居合さんをぎゅっと抱きとめてたなぁと思いだすと美味しさ倍増です。
どんだけ好きなの……!

電撃で全てを思い出す居合さん。
それまで嫌な敵の男としかとらえていなかった卑怯番長を、その目で捉えるわけです。涙まで流して。
眼前の男は同じ電流に打たれながらも、かすかに微笑みを浮かべている。
きっとそれで全てを理解したんだと思います。
卑怯番長が自分のために電流に打たれたこと。自分のために剣を受けたこと。
それまで言っていた「そんな姿を見せたくない」というのも、居合が正気に戻った時のことを卑怯が思いやってくれたんだと知るでしょう。
そんな思いやりに対して自分は……! という思いもあるでしょうし、今まで嫌いまくってた卑怯番長が、実はすごく自分を思っていてくれたと知る。
しかも、そんな状況だってのに、卑怯は「金剛番長に見せてやれ」と、あくまで居合の(金剛番長の刃となりたいという)思いを汲んでくれている。
そりゃあ、涙も出るよね……。庇ってしまうよね……。
「すまない卑怯番長」ってあたりずっと、BLにしか見えませんでした。実にすみません。
そして「仲間でも同士でもない」「友」になるんですね……。
このシーン、ずっと片思いしてた卑怯さんの思いがようやく居合さんに届いたとしか見えないです。
良かったね……! 良かったね、卑怯さん……っ!
なんかもう涙目です。

そして友達いなかったことが確定する居合さん。
改造ちゃんの可愛さは、もはや言葉はいらないと思う。

中身は今日は、この辺で。
外み、というかおびとかについてごちょごちょと言わせてください。
表紙の裏の、「男魂密着系のダチだけだぜ――!」って文字に
ああ、卑怯さんと居合さんのだんこんを密着させるんですね。それなんて兜合わせと思ったのは私だけじゃないですよね?
それと、帯の「地球全域…独壇場ってタイプの漢だぜ!」って文字に
ああ、居合さんの上でも独壇場なんですね、駄目ですよ卑怯さん、独りよがりなのは嫌われますよと思ったのも私だけじゃ(ry
なんで性的なネタばかり浮かんでしまったのか、自分でもよくわかりません。
でもきっと、表紙の二人が性的すぎるのが悪いんだと思います。


長々とした感想ですが、お付き合いありがとうございました!

2010/4/14/水

「シンジケート」という歌集を買いました。
穂村弘という人の処女歌集です。
彼は以前、ダ・ヴィンチでエッセイを連載してましたし、
今もコーナーを持っているのでご存知の方も多いかもしれませんね。
歌集のタイトル「シンジケート」は、その中に収録されたある一首からとられています。


  子供よりシンジケートを作ろうよ「壁に向かって手をあげなさい」


有名な歌なので目にした方も多いかもしれませんね(´ω`)
私も「シンジケート」という言葉をこの歌で知りました。
マフィアの類語みたいな感じかな?と捉えてるんですけど、
いかんせん他に「シンジケート」という単語を知らないのでちょっと不安ですw
まぁ、それはさておき。
この歌では登場人物が二人いて、最初に「子供より〜」と話しかけているのが作者。
「壁に向かって〜」と言っているのが作者の恋人のようです。
半ば社会的義務でもある「子供」を作ることよりも「反社会的組織(シンジケート)」を作ろうと呼びかけて、
それに冗談めかして答えつつも、その提案を否定しない恋人という二人の関係は玩具めいていてどこか危うい気がします。
(そういう危うさを描いたがゆえに、高い評価を受けているのかな、と思いますが)
しかし、この解釈は作者が男性で、答えた恋人は女性、という前提があるからこういう解釈になりうるんだなぁ、とも思いました。

……もしこのカップルが男性同士だったら?
絶対にあり得ない読み方ですが、ここは同人サイトです。
 B L な 解 釈 し た っ て い い じ ゃ な い <○>∀<○>カッ
そんなわけで、その恋人同士を秋山さんと刀也くんと仮定して、妄想してみたよ!
穂村さんの歌を汚すな! という方はレッツブラウザバック!


 卯月も半ばを過ぎたころ。
 日中に溜まる気だるいほどの陽気を削ぎ落とし、シャープなぬくもりを持つ春の夜は、軽いブランケット一枚で事足りる。熱持つ動物が隣にいれば、それはなおさらのこと。ぐしゃぐしゃになったシーツの上、熱を交わした後の二人は、裸のまま同じ布に包まれていた。あまりにも近くにいるものだから、漂うにおいが自分のものか相手のものかもわからない。鼻孔につまるむっとしたにおいが、雄のにおいだと知ることしかできなかった。
 何を結ぶこともなく、果ててゆく雄の種。
 においは不毛を責めるかのように、こびりついて、離れない。

 少し霞んだ瞳で、優は刀也を見つめる。
 適度に肉がついて、しまった腕。
 自分とは違って、少年らしい丸さを残したままの肩。
 首はダメ、と言われたので鎖骨の終わりに唇で刻んだ淡い紅。
 すこしかたい顎は、横顔のシャープな輪郭に精悍さを与えている。
 目の前の人に、退廃(デカダンス)なんて言葉は途方もなく縁遠そうだ。
 不毛とか、堕落とか、そんな不健康な単語は似合わないだろう。肉体はともかく、精神のほうは「健全」が服を着て歩いているような男なのだから。むしろ、多少なりとも性欲というものがあったことのほうが驚きだった。
「刀也」
 名前を呼んで、話すべきことが何もないことに気がつく。語るべきことは言葉ではなくて、もう体で語ってしまったから。全てを出しきったあとの心地よい倦怠感が二人の間にわだかまっていた。ふりむく刀也の動作も、どこか弛緩している。
「なんだ?」
 問う瞳の光も、睫毛の影に隠れてしまっていた。
「なんだろ……? なんででしょう? 当ててみて」
「……言ってみただけ、という答えはなしだぞ」
「バレたか」
 ペロリと舌を出すと、ベットの上で頬杖を突かれてしまった。顎と手のひらの間に数房、細い髪が挟まってしまっている。とってやろうとして頬と髪の間に指を入れた瞬間、ふっと馬鹿らしい思いつきがひらめいた。
「こどもより……」
「え?」
 刀也が顔をあげる。途端、髪は手のひらのくびきから放たれてさらさらと流れていった。代わりに、優の指が頬に触れる。
 さっきより少し大きく開かれた目に、歌うように馬鹿な話をしてみる。
「子供より、シンジケートを作らない? 僕と刀也の二人だけでさ」
「……」
 数秒の停止の後、刀也の眉間へスローモーに皺が集まっていく。
 ごめんごめん、今のなしなし、気にしないでほんとに軽く言ってみただけだから、深い意味はないから。と、さっきの言葉を取り消そうと舌を動す寸前に、刀也の声が鼓膜を揺らした。
「しんじけーと、とは、洋食か何かの名か?」
 今度は優が停止する番だった。
「ごめん、君が日本文化番長だってこと忘れてた」
「人の號を勝手に作るな」
 刀也が尖らせた唇にキスをしたら、真面目に答えろと怒られてしまった。
 シンジケートという単語の意味を簡単に説明するが、自分のうわついた睦言の解説ほど、恥ずかしいものはない。かゆくもないのに頭を掻きながら、優は言わなければよかったと悔んでいた。いくら好き同士だからと言って、馬鹿げた夢みたいな話なんて、するものじゃない。
 意図を理解すれば、刀也は一笑にふすだろう。「なにを馬鹿なことを言っているのだ」と。すぐに笑い飛ばしてくれれば二人で笑っておしまいにできたのに、与えられてしまった執行猶予はあまりに長い。大ざっぱに言えば海外のやくざ屋さんみたいなもんかなと締めくくると、刀也はほう、と息を漏らした。
「つまり、犯罪組織と言うことか」
「そうなるね」
 君と僕、たった二人のシンジケート。
 許されない過ちを犯して、二人で逃避行にしようよ。
 そんな戯言を言ったら刀也はきっと怒るだろう。この人はまっすぐな人だから。
 ――さて、お小言をどうやり過ごそう。頭の中で算段を立て始めると、目の前ににゅっと指が一本。白い人さし指の根元から、天を指す親指が生えている。
「壁に向かって手をあげろ。反抗するようならば容赦はしない」
 指先に合わせていたピントを、慌てて声の発信源に合わせる。真面目腐った仏頂面の中に、笑いを含んだ瞳が二つ埋まっていた。よくわからない。
「えっと、刀也、やっぱり怒った?」
 おずおずと両手をあげてみる。
 ぎこちない愛想笑いを浮かべると、刀也は銃を下ろしてぷーっと吹きだした。
「まさか本当に手をあげるとは」
「ちょ、ちょっと待ってよ! 手をあげろって言ったのは君じゃない!」
「シンジケートなどと、よくわからない言葉を持ちだしたのはお前だろう」
「いや、それは……そのっ」
 かゆくない頭をさらに掻きむしる。きっと顔だって赤くなり始めているだろう。ただでさえ恥ずかしかったところにこの追撃だ。ポーカーフェイスにも臨界点がある。
 刀也とは反対側を向こうとすると、すかさず腕をつかまれた。
「優」
「な、なんだよ」
 視線をそらしたら許してくれなさそうなので、仕方なく赤面し始めた顔をさらす。
「私は優が好きだから。だからお前が道を踏み外すというのなら、どこまでも追っていこう。
 絶対に正してやる。覚悟は決めておけ。私は存外狭量で、人の過ちを許せない男だ。
 愛しい人間ならば、なおさら」
 そう言って。
 そんな優しいことを言って。ふんわり、笑う。
「とう、や……」
 おそらく赤面は、もうごまかせない程に濃いだろう。
 繋がっていた時よりも赤くなってるかもしれない。手の甲を顔に持っていくけれど、きっと手遅れだ。刀也の柔らかい視線が心拍を加速させていく。
「べつに僕は、君に追われるためにまた道を踏み外したりなんかしないし、だいたいこれは冗談なんだから」
「ああ、わかっている」
 刀也は手をほどいてまた頬杖をついた。けれどその白い手は、優が落ちていく時には絶対に、つかんでひきあげてくれるだろう。自分よりずっと細い腕が、こんなにも頼もしく見える日が来るなんて思いもしなかった。  ブランケットを引っ張る。できることならくるまって、この赤面をどうにかしてしまいたかった。
 けれど、引っ張ったぶんだけクスクス笑う刀也がついてくる。ベットの上の追いかけっこ。勝算もなければ、どちらが鬼なのかもわからない。刀也が優を捕まえようとしても、刀也はずっと前に優につかまっているのだから。メビウスの輪のようにくるくる回る、終わりのない鬼ごっこ。

 けれどもそれは、たった二人のシンジケートで許されない過ちを犯すより、ずっとずっと幸せなことのように思えた。


2010/4/10/土

友だちに番長描いてもらったよおおお!
ヒャッハー! キーボード打つ手もいまだ興奮で震えてるぜ!
リアルでフヒヒという笑いが漏れそうになったのはいったい何ヶ月ぶりでしょう。
持つべきものは、「卑怯と居合がかわいすぎて生きてるのが辛いはあはあうへへ」と
延々と語っても、(ああ……またこの子一人でフィーバーしてるよ。面倒くさいしほっとくか)と、
生ぬるい視線を送ってくれる優しい友人たちです。愛してる。ありがとう。

4巻の雷鳴高校に転校してきた番長を見て
「番長なのに誰一人としてちゃんと学ラン着てないじゃん」
と、つっこんじゃらめええええ!なことを言ったり、
「尾雲がはまったにしては普通の子だね……普通に美形だ」
と、まるで私がいつもおかしな人を好きになるかのような事を言ったり、
(失礼な話です。私の初恋の人はちょっと髪型が紅葉の形をした古代エジプトのファラオです。おかしくなんてありませんよね?)
卑怯番長を指差して、
「ちょwwwこの人の学ランはおかしいでしょw丈おかしいwww」
とか、至極まっとうだけど反論に困ることを言ったり、
居合番長を指差して、
「この人に至っては、学ラン羽織ってるだけじゃんw着物じゃんww」
とか、居合さんの校則違反を草生やしながら指摘したりしてくれましたが、

そんな友人たちが、大好きです。



うpしてもいいよという許可をもらったので、貼りつけていきたいと思います(`・ω・´)
これは私だけが独占するのはもったいない!!


二人に描いてもらえたのですが、一人は少女漫画っぽいかわいらしい絵柄の子で、
彼女はいろんなキャラを種村有菜風にするのが得意です。彼女の有菜風初音ミクは非常にかわいらしいです。

種村有菜風番長ズ
拳ちゃんかわいいよ拳ちゃん!
きっと初描きなのに、ばっちり特徴つかんでて、なおかつかわいくてきらきらで私は幸せです。
有菜っちの漫画で主役張れるんじゃない? とキャッキャウフフしました。
白雪宮グループのお嬢様・無敵のヒュペリオン体質・正義の使者と、設定的にも有菜漫画の主役張れそうです。
……有菜っち描いてくれないかな。番長関連の話が読めるなら私いくら出してもいい(ボソ

え? 左上のモザイクは何かって?

……実は彼女は、拳ちゃんよりも先にこちらの番長のほうを先に描いてくれました。
しかし、それを見たとき
「えっ、えっ、な…なに……これ…すげえキラキラしてる……!」
「……これは……有菜が見た悪夢だよ……」
「うん……有菜が『こんな夢を見ました☆』って言ってブログにあげるレベル」
ざわ……ざわ……っていう文字が三人の間に見えるようでした。
どんな番長が出てきても大丈夫!という番長好き上級者の方のみクリックください。

種村有菜風番長ズ2
まじまじと見ると、なんとなくきれいなジャイアンを思い出しました。
彼女は「こうやって見ると、逆転裁判のナルホドくんに髪型が似てるね」と言っていました。確かに。

ちなみに有菜風に描くコツは、目を顔の三分の一ぐらい占めるように描くことだそうです。
描き慣れると普段描いてる目の大きさが物足りなくなるのだとか。
有菜画風、恐るべし……!



もう一人の友人は、以前卑怯番長を描いてくれたBL番長です。
BL番長って、どういうこと? という方は去年の10月の日記を参照くだされ。
彼女の「BLで女の子は、オプションです」という名言にどれだけ励まされたことか……。
居合番長と卑怯番長、そして彼女が大プッシュする王道のカプ、その三枚を描いてくれました!
描いてくれた順番にうp!

居合番長
居合の「あい」の字が「愛」ってとこに思いやりを感じます。
そうなんだよ! 居合番長は愛しいんだよ! 愛おしすぎて生きるのが辛い。
刀の柄は適当適当と言っていましたが、そうは見えないクオリティ。パねぇ

卑怯番長
卑猥番長ktkr!!
卑怯さんはもともと色っぽい番長ですが、彼女の描く卑怯は色っぽすぎると思うのです。
アンフェアパーカーの隙間に手をつっこんで首筋さすさすしたい……!
初登場の頃の卑怯さんを見せて「瞳に光がないとこがいいと思うんだ」と喋っていたら、まっ黒い目にしてくれたよ!
愛してるBL番長!!!!!

王道カプ
そして、そんなBL番長が大プッシュする王道カプ。
どう見てもDr.鍵宮×マシンです。本当にありがとうございました。
あれ、マシン×Dr.鍵宮だっけか。(こら)
おっさんをこの上なく愛す彼女にとって、ドクターのカプは王道なのでしょう。
曰く、「自分と同じ顔のマシンを作るなんて、どれだけ愛してるの? って感じじゃない!」とのこと。
た……確かに……?
新たなカップリングに目覚めそうになりましたが、ぎりぎりで踏みとどまっています。


以上、友人二人が描いてくれた番長ズでした!
二人とも、本当にありがとう。




そして、最後になってしまいましたが、拍手ありがとうございました!
返信不要のコメントもありがたく受け取っています! お心遣いありがとうございます! 更新がんばれるのは、ほとんどあなたのためです。
頂いた言葉を読み返しては、すげーにやにやしていますw

2010/4/7/水

連日の拍手ありがとうございます!
精神的な意味で、わりと真剣に日々の糧になっています。
そんな拍手を糧にして、新しいお話を召喚!
「言って言って言って言って」を更新しました。

この話、実は意外と難産で、書き始めたのは「一緒に居る理由は〜」と同時期でした。
推敲と放置を繰り返していたら、最初に考えていたオチがどこかに行ってしまい
いつの間に最初とは正反対のオチに。どうしてこうなった。

2010/4/2/金


「四月一日なのでむしゃくしゃしてやった。反省はしていない」

……これはひどい。
けど本音なのも真実なのでした。余計タチが悪いわ。

ま、とりあえずそんなこんなでエイプリルフールでした!
ホントは華麗にスルーしようかなぁとか思ってたんですが、ふとネタが浮かんだので3日でポエミーな卑怯さんを捏造しました。
こんなポエミーなこと考えてるのかなぁ……いや、でも卑怯さんって案外純なところありそうだし……とか思いながら。
四月一日に他のサイトさんを見て、もうちょっとネタに走ればよかったと思ったりw
こんなつたないネタではありましたが、いつになくたくさんの拍手を頂いて感無量です。
今回に限らず、なんかツッコミとか感想とかありましたらコメントくださるとうれしいです!

おつきあいありがとうございましたー!